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2021.02.20(土)
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【ウエディングアワード3年連続受賞】
軽井沢ウエディング協会主催
第5回軽井沢ウエディングアワードにて
アネーリ軽井沢の小柳プランナーが準グランプリを受賞しました!
第5回軽井沢ウェディングアワードにて
準グランプリを受賞したアネーリ軽井沢の小柳プランナー。
おふたりの想いをカタチにするため起こした行動が
ご家族様の心までも動かしたエピソードです。
タイトル「ハレノウラ」
2020年10月 紅葉が深まる中、たくさんのお友達や大切なご家族に見守っていただきながら ハレの日を迎えられる予定でした。
今回お話しさせていただくお二人は、
新郎:ショウタ様
盛り上げ上手。元気いっぱいな保育士さん
新婦:マイ様
笑顔が可愛くて、優しい新婦様
福島県にお住いのおふたりとは、オンラインでお打ち合わせをスタート。
「どんな結婚式にしたいですか?」
すごく悩みながら、おふたりは「友達と家族へ感謝を伝えたい…」と
小さな声でお返事され、マイさんから、ゆっくりとお話しいただきました。
「私には、母がいません」
「父とは疎遠で結婚式には行かないと断られました。」
おふたりが軽井沢での結婚式を選ばれた理由は、マイさんが家族で軽井沢に旅行に来ていた事、軽井沢なら、お父様も来てくれるのではないかと期待して選ばれたこともお話しいただきました。
「お父さんとバージンロードを歩きたい!」
マイさんの気持ちを聞き、
それなら、もっと お父様に結婚式に来ていただきたいと強く思い、
おふたりに お願いし、私から お手紙を書かせていただくことになりました。
日が経つほど、お節介な事をしてしまったかもと考え始めるようになり、私も、おふたりも諦めるようになったある日、お父様から電話がありました。
「小柳さんから手紙が届きました!
自分には、父親の資格なんてないから、結婚式には行かないと断り続けていました。
今まで、娘から逃げてきたけど、手紙を読んで、マイと向き合う勇気をもらった!」
「娘とバージンロードを歩きたいので、当日の詳細を教えてほしい。」
さっそく、マイさん、ショウタさんへご報告したところ、
涙を流しながら喜ばれていました。
それから、結婚式の日を待ち遠しく思うおふたりを見て私も嬉しく思いました。
ついに結婚式当日、お父様も無事にお越しになり、おふたりのお支度が整ったその時、
マイさんのお父様に呼ばれました。
「これ、マイに渡してください」
手渡されたものは…1通の手紙。
直接渡すのは、勘弁してくれ!と笑いながら、控室に戻っていきました。
ドレス姿を一番初めにお父様に見ていただいその一心で、私が書いた手紙の中にもう一つお願いを添えていました。
「マイさんにお手紙を書いていただけませんか?」
何かきっかけになればと思い、内緒でこの日まで進めてきた、おふたりへのプレゼント。
そのお手紙は
「マイ 。おめでとう。母さんに会いたいか?
今度、ふたりで会いに行ってこい」とだけ書いてありました。
短い文に込められた、お父様の精一杯の気持ち。
疎遠になった何年かの思いがふっきれたように、マイさんの目から涙が溢れました。
いよいよご入場のとき 扉前には お父様とマイさんの二人きり
「お父さん、今までありがとう」とマイさんが思いを伝えられました。
夢だったバージンロードをお父様と歩く姿は、とても綺麗で
今まで 疎遠になっていたとは思えないほどの仲のいい親子の姿でした。
そして 結婚式が終わった数日後…
「お母さんと会ってきました。結婚式の写真を見て綺麗になったね。と言ってくれた」と
マイさんから 嬉しいお手紙が届きました。
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ハレの日の裏側には、私たちも知らないストーリーがある。
それを汲み取るのが私たちの役目だと思っています。
ひとりひとりと向き合い、新郎新婦様とそのご家族、全員にとっての記念日になりますように、私は これからも大切な人達の記念日をお手伝いしていきます。