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2025.07.20(日)
- 結婚式の豆知識
結納と顔合わせ
結婚が決まり、親御様へのごあいさつを済ませたら、次は御両家の親御様同士が顔を合わせる番となります。
「結納」をもっておふたりの婚約が正式に調います。どんなスタイルで行うのかを決めていきましょう!
結納とは??
「両家が共同で行う婚約の儀式」のこと
・・・結納金や結納品を形式にのっとって受け渡すことで、婚約が調います。 女性が名字を変える(嫁入りする)場合は男性側が結納金や結納品を贈り、男性が名字を変える(婿入りする)場合は女性側が贈ります。
結納式では、贈る側が口上(こうじょう)という決まり文句を述べて、贈り物の中身が書かれた目録を渡します。「無事に結納を納めることができました」という結びの言葉で、結納式は終わります。
主流の結納スタイルは??
・正式結納
・略式結納
・顔合わせ(食事会)の3種類が主流です。
正式結納・・・仲人が両家を行き来して結納品、受書のやり取りをし、両家は直接会わずに結納を行います。
略式結納・・・基本的に新婦の家やホテル、料亭などに両家が集まり、結納品や受書のやり取りをします。
顔合わせ(食事会)・・・結納品を用意せずに、両家の顔合わせを結納の代わりとします。
結納と顔合わせの大きな違いは??
一番大きな違いは、「格式」の違いです。
結納は婚約の「儀式」であり、顔合わせは親睦を深めるための「機会」です。結納は司会進行者がいたりと厳かな場なのに対し、顔合わせは料理を食べながら挨拶を交わす比較的ライトな場です。
結納の由来は??
結婚を申し込む「ゆいのもの」が「結納」の語源です。平安時代では、男性が結婚を申し込む際、女性の家にお酒と肴を持ち込んで、飲食を共にする「通い婚」が認められていました。その持参品のことを「ゆいのもの」と呼ぶことから、結納の語源となっています。
鎌倉時代での結婚は、女性が男性の家に入る「嫁入り婚」になります。「立派に育ててくれたお嬢様をお嫁にもらう」という意味を込めて、男性が女性の親御様に高価なものを送るようになりました。
しかし、現代では「育ててくれたお礼」という意味は薄まり、結納品を渡したり結婚を誓うための儀式として、結納が行われています。