NEWS
2025.08.10(日)
- 結婚式準備ガイド
引出物にはどんなものを入れる?
ご新郎ご新婦からゲストの皆様へ送る引出物。
引出物の中身はどのようなものを入れるのか地域ごとの違いにも触れながら紹介いたします!
目次
・結婚式の引出物の品数は3品が一般的
・地域によってさまざまな引出物
結婚式の引出物の品数は3品が一般的
・引出物の品数は、一般的に①記念品②引菓子③縁起物の3品を用意することが多く、地域の風習によってはさらに2品を追加して5品用意されることもあります。
引出物は「割り切れない数字=割れない」を意味するものとされ、3品、5品と割り切れない品数を贈るのがマナーとなっています。
「縁起物」は、その品物自体に縁起を担ぐ意味を持つもので、代表的ところでは赤飯やかつお節や紅白まんじゅうなどがあげられます。以下で人気な引出物を紹介致しますので、参考にしてみてください。
♢【記念品】丸い食器やお盆
ほかの品物は食べてしまえば残りませんが、形に残るものという考えから、1品は食器やお盆などを入れるとされています。また、「丸く収まりますように」という意味から、丸いものが選ばれています。食器の場合、「割れ物」は忌み嫌われることがあるため、陶器や磁器は避け木製の工芸品などを選ぶと良いでしょう。
♢【引菓子】紅白まんじゅうやバウムクーヘン
・古くから「紅白のもの」はおめでたい印として使われてきました。小豆は貴重品であり、時間をかけて丁寧に炊きあげられるあんこはそれだけでお祝いの席にふさわしいものとなります。そのため、紅白まんじゅうを引菓子として準備することがあるようです。また、バウムクーヘンは、木の年輪をかたどった西洋菓子です。日本では「長寿」や「繁栄」、「年輪を重ねるように幸せを重ねる」といった意味を持たせています。また、焼き菓子は日持ちするため、受け取った側も安心です。
♢【縁起物】赤飯やかつお節
・赤飯は小豆の皮の色でご飯を赤く染めることからおめでたいときに作るものとされてきました。先ほども触れたとおり、小豆は貴重品で祝い事など大切なときに用いられてきました。そのため、慶事には欠かせない食べ物として位置づけられています。ただし、季節によっては傷みやすいため、引出物としてふるまうことは避け、赤飯に代わる引菓子を準備するとよいでしょう。
かつお節には、スマートな雄節(背側)とふっくらした雌節(腹側)があり、そのふたつを合わせて一対に。新郎新婦がそろってひとつの形(家族)を作ることを意味する結婚式にふさわしい一品です。近年では節を削った、かつおパックを贈るのが一般的です。
※食品以外にも紅茶(幸茶の意)やスプーン(幸せをすくうの意)などの品物を用意される方もいらっしゃいます。
●地域によってさまざまな引出物
・北陸地方などでは、記念品、地方の名物、かまぼこ、洋菓子、紅白饅頭、赤飯、かつおぶしなど、7品目程度を贈るようです。
秋田県や山形県では、結婚式の数日前までに寝具を届ける場合もあります。
新潟県では、果物などの籠盛りをつけたり、ふたりの名前を書いた熨斗紙に松の葉を飾る習慣が一般的です。
富山県の引出物の主役は鯛や鶴などをかたどった「細工かまぼこ」です。
香川県では、色鮮やかな丸いあられ菓子で「おいり」という郷土料理を贈ります。
また、愛知県でや岐阜県では新郎新婦の名前を書いた熨斗紙を掛けた品物「名披露目(なびろめ)」を贈ります。