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2025.08.10(日)
- 結婚式準備ガイド
まるで映画のワンシーン!教会式とは?
結婚式はおふたりの人生のスタート!そんな大切な一日をどう迎えるかって結構悩んでしまいますよね。中でも「教会式」( キリスト教式 ) は、日本でも人気の高いスタイル。チャペルや教会で行われることが多く、映画やドラマのワンシーンのような雰囲気に憧れる方も多いはず!
「なんとなくイメージはあるけど、実際どんな流れ?」「キリスト教の知識が無くても大丈夫?」って思う方もいるのではないでしょうか?
そんな教会式について雰囲気や進行の流れなどわかりやすく解説します!
おふたりの参考になれば幸いです!
【目次】1.教会式とは
2.教会とチャペルの違い
3.カトリック教派
4.プロテスタント教派
5.式次第 ( 例 )
1.教会式とは
キリスト教の教えに基づいて行われる結婚式のスタイルです。神の前で新郎新婦が永遠に愛を誓い、その愛が祝福されるというとても神聖な儀式です。厳かな雰囲気と心に残る美しさから、現在でも多くの新郎新婦に選ばれています。
式の中では花嫁がお父様とバージンロードを歩く姿や、神父・牧師による聖書の朗読、そして新郎新婦が誓いのキスを交わす場面などが印象的で多くの人の記憶に残るシーンとなっています。
挙式は、結婚式場に併設されたチャペルや、本物の教会で行うのが一般的です。チャペルは比較的小規模で、アットホームな雰囲気を演出しやすいのが魅力。一方、由緒ある教会での挙式は、重厚感があり、より格式高く厳粛な空気の中で行うことができます。
また、キリスト教式には「祈祷(きとう)」の時間が設けられており、神にふたりの幸せを祈るとともに、家族や友人、参列者すべての幸せも願うという、あたたかい意味も込められています。
キリスト教式は、形式だけでなく「ふたりの誓い」を大切にしたいという想いにぴったりの挙式スタイルです。静かな感動に包まれた時間は、きっと一生の思い出になるでしょう。
2.教会とチャペルの違い
・教会とは?
教会は、キリスト教の信者が日常的に礼拝を行う宗教施設であり、本来は信仰の場として建てられています。歴史的な建物も多く、重厚感と格式が感じられる空間です。挙式を希望する場合は、その教会の信者であることが条件になる場合や、事前に礼拝への参加が求められるケースもあります。
本格的なキリスト教式を望む方や、神聖な雰囲気の中で厳粛な挙式をしたい方に向いているスタイルです。
・チャペルとは?
一方、チャペルは結婚式専用に建てられた礼拝堂で、結婚式場やホテルの中に併設されていることがほとんどです。宗教的な意味合いは持ちながらも、信仰に関係なく誰でも挙式を行うことができます。
デザイン性やロケーションにこだわったチャペルも多く、自然光が差し込む明るい空間や、海や森を望むロケーションチャペルなど、さまざまな演出が可能です。自由度が高く、希望に合わせたオリジナリティのあるセレモニーが叶うのも魅力です。
3.カトリック教派
カトリック(Catholic)とは、キリスト教の中でも最も古く、世界中に信者を持つ宗派のひとつです。バチカン市国にあるローマ教皇庁を中心とし、教皇(ローマ法王)を最高指導者としています。
カトリックの教会では、伝統や儀式をとても重んじる傾向があり、ミサや典礼(礼拝の儀式)も荘厳で格式高いものが多いのが特徴です。そのため、結婚式も厳かな雰囲気の中で、神の前で愛と誓いを立てる大切な儀式と位置づけられています。
★カトリックの結婚式を挙げるには、いくつかの条件や手続きが必要です。★
1.どちらか一方がカトリック信者であること
原則として、新郎新婦のどちらかがカトリック信者である必要があります。信者でない方が結婚する場合でも「結婚講座」などを受けることで挙式が可能な場合もあります。
2.教会への申し込みと面談
挙式を希望する教会へ事前に相談し、神父との面談を受ける必要があります。信仰に関する質問や、結婚に対する考え方を話す時間を設けられる場合もあります。
3.結婚講座の受講
多くの教会では、カトリックの価値観や結婚の意味について学ぶ「結婚講座」の受講が必須となっています。数回に分けて行われることが一般的です。
4.書類の提出
洗礼証明書や戸籍謄本など、必要書類を提出する必要があります。教会によって異なる為、事前の確認が大切です。
4.プロテスタント教派
プロテスタントとは、16世紀の宗教改革によりカトリックから分かれたキリスト教の宗派のひとつで「聖書の教えを重視する」「儀式よりも個人の信仰を大切にする」といった特徴があります。カトリックに比べるととらわれすぎず、より現代的で自由な考え方が根付いているのが特徴です。そのためプロテスタントの教会では進行に関係なく多くのカップルが結婚式を挙げることができるケースが一般的です。
★プロテスタントの結婚式を挙げるには?★
プロテスタント教会やチャペルでの挙式は、比較的自由度が高く、以下のような流れで準備を進めていくことが多いです。
1. 宗教的条件は基本的になし
カトリックと異なり、新郎新婦ともにプロテスタント信者である必要はありません。信仰に関係なく、誰でも挙式を行えるケースが多く見られます。
2. 教会または式場のチャペルへ申し込み
結婚式場併設のチャペルや、プロテスタント系の教会に申し込みをし、挙式日程や内容について打ち合わせを行います。信者でなくても利用できる教会が多いため、相談もしやすいです。
3. 牧師による進行が一般的
式はプロテスタントの牧師が司式を担当します。聖書の朗読や誓いの言葉、指輪の交換、祈りなどが含まれますが、演出や進行についても相談可能で、オリジナル要素を取り入れやすいのも特徴です。
5.式次第
一般的な教会式の流れをご紹介します!
参列者迎賓
ゲストがチャペルや教会へ入り、着席します。静かな音楽が流れる中、セレモニーの始まりを待ちます。
新郎入場
新郎様がひとりでバージンロードを進み、祭壇の前で新婦様を待ちます。緊張感と感動が高まる瞬間です。
新婦入場
新婦様がお父様やご家族にエスコートしていただいてバージンロードを歩きます。途中、新郎様が迎えに出て、新婦様の手を取りふたりで祭壇へ向かう場面は、感動的なシーンのひとつです。
開式の辞・賛美歌
牧師が開式を宣言し、賛美歌を歌います(式場や希望によって異なります)。
聖書朗読・祈祷
牧師が聖書の一節を朗読し、ふたりのために祈りを捧げます。神聖な時間が静かに流れます。
結婚の誓約
新郎新婦が神の前で結婚の誓いを立てます。牧師の問いかけに「はい、誓います」と応える場面です。
指輪の交換
ふたりが互いに結婚指輪を贈り合い、永遠の愛を形にします。
結婚宣言・誓いのキス
牧師が結婚の成立を宣言し、新郎新婦が誓いのキスを交わします。ゲストから拍手が送られることも多い感動のシーンです。
結婚証明書への署名
ふたりが結婚証明書にサインを行います。証人として立ち会う家族やゲストが署名することもあります。
閉式の辞・祝祷(しゅくとう)
牧師が式の結びを宣言し、ふたりと参列者全員に祝福の祈りを捧げます。
新郎新婦退場
新郎新婦がバージンロードを歩いて退場します。ゲストがフラワーシャワーや拍手でふたりを祝福し、華やかに挙式が締めくくられます。