
和装の結婚式には、どこか心が落ち着く特別な雰囲気があります。
白無垢や色打掛、和の装花や演出は、日本人だからこそ自然と心に響くもの。
実は和婚には、洋風の結婚式では取り入れにくい演出や、ゲストとの距離がぐっと縮まるアイデアがたくさんあります。
この記事では、和婚ならではの魅力的な演出を分かりやすくご紹介していきます。
目次
・鏡開き(樽酒)
・だるまの目入れ
・体重米ならぬ「体重米俵」
鏡開き(樽酒)
鏡開きとは、酒樽のふた(鏡)を木槌で開く演出のことです。
「鏡=円満」「開く=未来を切り開く」という意味が込められており、新しい門出を祝う縁起の良い儀式とされています。
木の樽、木槌、日本酒という組み合わせは、
写真や映像でも一瞬で「和婚」と分かるビジュアル。
和装との相性も抜群で、披露宴の中でも特に写真映えするシーンになります。
鏡開き後は、日本酒をゲストに振る舞うのが一般的。
「ふたりの幸せをゲスト全員と分かち合う」という意味があり、
おもてなしの気持ちが自然に伝わる演出です。
お酒が飲めない方には、ソフトドリンク対応も可能です。
だるまの目入れ
だるまは「七転び八起き」の象徴とされ、昔から願掛けや目標達成の縁起物として親しまれてきました。
結婚式での目入れは、これからの夫婦の幸せ、円満な家庭、ふたりで支え合って生きていく決意といった想いを込めて、新郎新婦が一緒に目を入れる演出です。
伝統的な和婚はもちろん、白×金、黒×赤などのシンプルなデザインだるまを選べば、
和モダンな会場やホテル婚にも自然になじみます。
和装だけでなく、洋装再入場との組み合わせも人気です。
体重米ならぬ「体重米俵」
体重米俵とは、新郎新婦が生まれたときの体重と同じ重さのお米を、小さな俵(たわら)に詰めて両親へ贈る記念品です。
一般的な体重米(袋タイプ)を、より和婚らしくアレンジしたものが体重米俵です。
体重米俵は、実際に両親が抱えたときに「こんなに重かったんだね」と自然に言葉がこぼれる演出。
言葉がなくても感情が伝わる、和婚ならではの感動があります。
お米と俵は、日本人にとってとても身近な存在。
意味が直感的に伝わるため、親族や年配ゲストからも
「和婚らしくて良い演出だった」と好評を得やすい点も魅力です。


