結婚式の候補日に「友引」が挙がり、大安との違いや時間帯にまつわる決まりごとが気になる方も多いでしょう。日取りの縁起や、まわりからどう受け止められるかを気にしながら準備を進めるのは、想像以上に気をつかうものです。
この記事では、友引が結婚式に適しているとされる背景やその言葉が生まれた経緯、気をつけたい時間帯、メリット・デメリットについて解説します。友引の由来や時間帯ごとの注意点を理解しておけば、迷いを減らしながら納得のいく日取りを選びやすくなるでしょう。
友引の結婚式は縁起がいい?
友引は、結婚式の日取りとして安心して選べる吉日のひとつです。六曜では大安に次いで縁起がよいとされており、お祝いごとに適した日として親しまれています。
ハナユメ結婚式準備ガイドの調査によると、実際に結婚式を挙げたカップルのうち、友引に挙式した人は23.9%でした。大安と友引に挙式日が集中しており、友引は結婚式の日取りとしても選ばれていることがわかります。
友引には「友にも幸せが広がる」という前向きな捉え方があるため、招かれる側にとってもうれしい日取りとして受け止められています。六曜を意識する世代にも比較的選ばれやすい日であるため、ぜひ候補に加えてみてください。
出典:ハナユメ結婚式準備ガイド(https://hana-yume.net/howto/wedding-tomobiki)
友引の由来と意味
友引は、漢字が今の形になる前は「共引き」と書かれ、勝敗が決まらず互いに引き分けとなる、可もなく不可もない一日とされていました。のちに「友引」という漢字表記が定着すると、字面から連想される形で解釈そのものが変化していきます。
その結果、めでたい席では「友人にまで幸せが及ぶ日」と捉えられる一方、弔いの席では「亡くなった方が親しい人を引き寄せてしまう日」という、正反対の意味合いで語られるようになりました。なお、陰陽道にあった「友引日」と呼ばれる別の暦の考え方が入り混じったことで生まれた解釈だとする説もあり、由来そのものにはいくつかの見方が存在します。
いずれにせよ、結婚式の場面では、前向きな解釈のほうが社会に根づいているため、友引だからといって日取りを避ける必要はありません。
「友を引く」の解釈
「友を引く」という響きだけを取り出すと、なんとなく身構えてしまう方もいるかもしれません。とはいえ結婚式においてこの言葉は、周囲を巻き込みながら幸せを分け合うという、ポジティブな文脈で使われ続けてきました。
集まってくれるゲスト一人ひとりに幸せのおすそ分けができる一日だと考えれば、友引の招待状も落ち着いた気持ちで送り出せるのではないでしょうか。年配の親族に対しても、友引は結婚式の日取りとして古くから好意的に受け止められてきたことを伝えれば、納得してもらいやすくなります。
こうした背景をひとこと添えておくだけで、招待状を出すときの気持ちの持ちようも変わってくるはずです。
六曜の中での位置づけ
友引は、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6つからなる「六曜」のひとつです。六曜は、もともと中国で時間ごとの吉凶を見極めるための考え方でした。日本に伝わってからは、日ごとの吉凶を示す暦注として使われるようになり、暦や手帳を通じて広く知られるようになりました。
明治期には迷信とみなされ、一時的に使用が制限された経緯もありますが、現在も冠婚葬祭の日取りを決める際の目安として使われています。
六曜は、旧暦の月日をもとに割り当てられ、旧暦の月が変わるごとに順番がリセットされます。そのため、友引になる日は年によって異なり、毎年同じ日や周期で巡ってくるわけではありません。
六曜の巡る順番と、一般的に縁起がよいとされる順番は以下のとおりです。
| 六曜 | 巡る順番 | 一般的な縁起のよさ |
|---|---|---|
| 先勝 | 1番目 | 3番目 |
| 友引 | 2番目 | 2番目 |
| 先負 | 3番目 | 4番目 |
| 仏滅 | 4番目 | 6番目 |
| 大安 | 5番目 | 1番目 |
| 赤口 | 6番目 | 5番目 |
結婚式の日取りでは、大安が最も縁起のよい日とされ、友引も大安に次ぐ吉日として選ばれることが多いです。六曜は一定の順番で巡りますが、縁起のよさはその順番とは一致しない点に注意しましょう。
友引の結婚式で避けた方がいい時間帯はある?
友引は、どの時間帯でも縁起がよい日というわけではなく、時間によって吉凶が変わる点には注意が必要です。日取りだけを決めて満足するのではなく、挙式や披露宴の時間帯まで押さえておくと、より安心して当日を迎えられます。
こうした時間帯による吉凶の違いは、友引だけでなく先勝・先負・赤口にも共通して見られる特徴です。ここからは、友引で縁起がよいとされる時間帯と、避けたほうがよい時間について解説します。
吉とされる時間帯(午前中・夕方以降)
友引で縁起がよいとされるのは、午前中と夕方以降の時間帯です。とりわけ夕方は「大吉」と位置づける見方もあり、一日のなかでもっとも縁起のよい時間帯とされています。午前中に挙式を行えば、澄んだ空気のなかで一日をすがすがしくスタートさせられるでしょう。
一方で夕方以降であれば、日が落ちてからのキャンドルの灯りを活かした、ナイトウェディングという演出も選択肢に入ってきます。午前中と夕方以降のどちらを選んでも、縁起のよいことに変わりないため、思い描く挙式のイメージやゲストが集まりやすいタイミングに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
凶とされる時間帯(11時〜13時)
友引で気をつけたいのが、正午をまたぐ11時から13時までの時間帯です。この2時間は、干支をもとにした昔ながらの時刻の呼び方で「午の刻」とされ、一日を12分割した区切りのうち、正午をはさむ時間帯にあたります。
友引では、この時間帯に限って凶と捉えられているため、披露宴の開始時刻が重ならないよう意識しておきたいところです。
とはいえ、凶とされるのは11時から13時までの2時間だけで、ほかの時間帯は基本的に吉とされています。挙式や披露宴の開始時刻をずらしておけば、無理なく対応できる範囲といえるでしょう。
ちなみに、六曜のなかで友引と時間帯の吉凶が反対なのが赤口です。赤口は11時から13時の間だけ吉とされます。この違いもあわせて理解しておくと、日取りを選ぶ際の参考になるでしょう。
時間帯を調整する際のポイント
友引の時間帯ごとの吉凶を意識して予定を立てるなら、挙式や披露宴が11時から13時にかからないよう、開始時刻を調整することがポイントです。
たとえば、挙式を13時30分、披露宴を14時からに設定すれば、凶とされる11時から13時の時間帯を避けられます。午後からの開催であれば、遠方から訪れるゲストも朝の移動に余裕を持ちやすくなるでしょう。
縁起のよい時間帯を意識しながら、ゲストの負担にも配慮してスケジュールを組むことが大切です。式場に相談する際は、友引の日を希望していることをあらかじめ伝え、11時から13時を避けたスケジュールについて具体的な提案を受けるとスムーズです。
友引に結婚式を挙げるメリットは?
友引が結婚式の日取りとして選ばれてきた背景には、いくつかの理由があります。縁起のよさだけでなく、結婚式の準備を進めるうえで役立つ実用的なメリットがあることもポイントです。
式場探しから親族への伝え方まで、友引を選ぶことがプラスに働く場面は意外と多くあります。ここでは、代表的な3つのメリットを見ていきましょう。
こちらの記事では、先負に結婚式を挙げるメリットや注意点を解説しています。
先負以外の六曜との関係や、よくある疑問も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
式場の予約が取りやすい
結婚式の日取りとしてとくに選ばれやすい大安に比べると、友引は式場の予約に余裕がある傾向があります。春や秋の人気シーズンは大安から埋まっていくため、同じ月でも友引なら希望する式場の予約枠が残っている場合があります。式場によっては、大安よりも好条件のプランを選べるケースもあるでしょう。
ただし、予約の埋まり方は六曜だけで決まるわけではありません。土日や連休など、日付そのものの人気度にも左右されます。友引を検討する際は、曜日や時期もあわせて確認しておくと、希望に近い式場を見つけやすくなるでしょう。
人気の高い式場や収容人数に限りのある会場を候補にしている場合は、こうした条件も早めに確認しておくことが大切です。
両親や親族に受け入れられやすい
親世代のなかには、結婚式の日取りを決める際に六曜を意識する方も少なくありません。現在でも一般的なカレンダーや手帳の多くに六曜が記載されており、とくに年配の世代にとっては馴染みのあるものといえます。
友引は仏滅や赤口とは扱いが異なり、大安に次いで縁起がよい日として広く認知されています。そのため、日取りを報告した際にも反対を受けにくいお日柄といえるでしょう。
「お日柄のよい日を選んでくれた」と、親族に安心してもらいやすい点も友引のメリットです。両家の意見をまとめやすい日取りのひとつとして、検討してみるとよいでしょう。
日取りを伝える際に、友引の由来や意味をひとこと説明しておけば、相手の不安や疑問も解消しやすくなります。
ゲストと幸せを分かち合える
友引には「友を幸せに引き込む」という解釈があり、ゲストを招く結婚式とも相性のよい意味合いです。招く人数にかかわらず、集まってくれた一人ひとりに幸せをおすそ分けするという考え方ができます。
招待状や挙式の演出で日取りの由来に触れれば、ゲストにとっても記憶に残るエピソードになるでしょう。たとえば、招待状に「幸せをおすそ分けできる友引の日に挙式することにしました」と添えるだけでも、日取りに込めた思いが伝わります。
友引の由来を知ったゲストから「いい日を選んだね」と声をかけてもらえることもあるかもしれません。
友引に結婚式を挙げるデメリットは?
数多くのメリットがある一方で、あらかじめ押さえておきたい注意点も2つあります。とくに時間帯の制約と予約状況にまつわる点は、日取りを確定させる前に理解しておくと、あとになって慌てずに済みます。
時間帯によるスケジュールに制約がある
友引では11時から13時を避けてスケジュールを組む必要があるため、1日1組限定など枠の少ない式場では、希望する時間帯を確保しにくい場合があります。
人気の時間帯に挙式を希望するほど、ほかのカップルと予約が重なりやすくなる点にも注意が必要です。早めに式場へ相談したり、午後の開催に切り替えたりすることで、こうした制約にも対応しやすくなります。
時間帯の融通が利く式場を選んでおけば、当日のスケジュールも組みやすくなるでしょう。会場見学の際には、友引の時間帯にどこまで柔軟に対応できるか、希望する時間帯にほかの予約が入っていないかをあらかじめ確認しておくと安心です。
予約が早めに埋まりやすい
大安と比べれば友引は予約を取りやすい日ですが、六曜のなかでは大安に次いで人気のお日柄です。そのため、お日柄を重視するカップルからも早い段階で候補に挙がりやすく、希望する日程の予約が埋まってしまう場合があります。
「予約が取りやすい」と「早く埋まりやすい」は、一見すると矛盾しているように感じるかもしれません。しかし、比較する相手が異なるだけです。大安と比べれば友引は予約に余裕がありますが、ほかの六曜と比べると人気が高い傾向があります。
希望する友引の日取りが見つかったら、早めに式場見学の予約を入れておくと安心です。
アネーリ軽井沢の魅力
友引の日取りを活かすには、時間帯の調整に柔軟に対応できる式場を選ぶことも大切です。ここでは、軽井沢という土地の魅力と、そこにあるアネーリ軽井沢について紹介します。
軽井沢には、格式あるホテルや歴史ある教会など、多彩なウエディングスタイルがあります。そのなかでアネーリ軽井沢が大切にしているのは、軽井沢らしい「自然の美しさ」と、ゲスト一人ひとりに心地よく過ごしていただける「おもてなし」を両立した結婚式です。
樹齢150年の森に包まれた全面ガラス張りのチャペルでは、木漏れ日や四季の移ろいを感じながら、写真にも記憶にも残る挙式が叶います。
また、プライベートガーデンを併設した貸切邸宅では、周囲を気にせず、おふたりと大切なゲストだけで過ごす特別な時間をお楽しみいただけます。
お料理は、信州・軽井沢の食材を活かしたフレンチをご用意。
見た目の華やかさはもちろん、幅広い年代のゲストに喜んでいただける味わいを大切にし、祝福に訪れた皆様へ感謝の気持ちが伝わる一皿をお届けします。
さらに、遠方からお越しのゲストへのご宿泊先のご紹介や、おふたりのご準備を支えるサポート体制も充実しております。
自然の中での挙式、貸切感のあるパーティー、ゲストに喜ばれる料理、安心できる準備サポート。そのすべてを通して、アネーリ軽井沢は「おふたりらしさ」と「ゲストの満足」をどちらも大切にした、心に残る軽井沢ウエディングを叶えます。
まとめ
友引は、大安に次いで縁起がよいとされる、結婚式にふさわしい日取りです。「友を幸せに引き込む」という前向きな意味があり、ゲストを招く結婚式とも相性のよいお日柄といえるでしょう。
気をつけたいのは11時から13時の時間帯です。時間帯を意識してスケジュールを組めば、親族にも安心して伝えやすくなります。式場の予約が取りやすいというメリットがある一方、人気のお日柄でもあるため、日取りが決まったら早めに式場探しを始めることをおすすめします。
軽井沢での挙式を考えている方は、ぜひアネーリ軽井沢のブライダルフェアに足を運んでみてください。実際のチャペルや貸切邸宅の雰囲気を確かめながら、友引の日取りを活かしたプランについて専門スタッフに相談できます。この機会に、おふたりらしい結婚式のかたちを具体的に描いてみましょう。


