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2025.08.10(日)
- 結婚式準備ガイド
新郎衣装の種類
結婚式といえば花嫁の衣装に注目が集まりがちですが、実は新郎衣装にもたくさんの種類があります。本来フォーマルウェアには細かいルール(ドレスコード)がありますが、最近の日本の結婚式ではそこまで厳しくなく‘‘自分らしさ‘‘を重視されている方が増えています。とはいえ、「何を着てもOK」ではなく結婚式の雰囲気や会場に合わせてバランスよく選ぶのがポイント。今回はそんな新郎衣装の種類と特徴をわかりやすく解説します!
【目次】1.タキシード
2.フロックコート
3.テールコート (燕尾服)
4.モーニングコート
5.紋服 (紋付き袴)
6.カジュアルスタイル
1.タキシード
約9割の新郎が選ぶ、最もポピュラーな新郎衣裳。
そのため、「新郎衣裳=タキシード」と総称されることもあるほどの定番スタイルです。
クラシカルな王道タイプ(例:黒・光沢あり)から、スーツに近い親しみやすいデザインタキシードまで、色やシルエットのバリエーションも豊富。最近では、“着せられている感”を払拭した、ショート丈ジャケットが大人気。スタイリッシュで動きやすく、自然体で着こなせるのも魅力です。
色味は、定番すぎない深みのあるネイビーや、トレンド感のあるブラウン・ベージュ系が注目されています。
また、光沢の少ない素材を選ぶことで、より今っぽくこなれた印象に仕上がります。
2.フロックコート
クラシカルな雰囲気が漂う、格式高い新郎衣装。19世紀のヨーロッパで広く着用されていたコートがルーツになっており、ウェディングの特別感を演出したい方に人気のスタイルです。
最大の特徴は、膝丈まであるロングジャケット。裾がまっすぐに落ちるシルエットで重厚感ある気品が漂います。襟元やフロントのデザインはシンプルながらも、細部まで作り込まれておりクラシカル・ヨーロピアンテイストの結婚式にぴったり!
最近ではブラックだけでなく、グレーやネイビー、チャコールブラウンなどカラーバリエーションも増え、ドレスとのコーディネートもしやすくなっています。
3.テールコート ( 燕尾服 )
「最上級の正礼装」とされる格式の高い新郎衣装のひとつ。別名 ( 燕尾服 ) とも呼ばれその名の通り、後ろの裾がツバメの尾のように割れて長くなっているのが最大の特徴です。
19世紀ヨーロッパで夜のフォーマルスタイルとして広まり、現代でも国家レベルの式典や晩餐会などで着用されるほどの格式があります。
ウェディングでは、大聖堂挙式・王道クラシカルな会場・ナイトウェディングなどで選ばれることが多く「非日常の特別感」や「貫禄」を演出できます。
4.モーニングコート
昼間の最も格式高い正礼装とされるスタイルです。主に「新郎の父親」や「主賓の男性」が着るイメージが強いですが新郎が着てもOKです!王道で品格のあるフォーマルスタイルです。
ジャケットの裾が前は短く、後ろにかけて斜めに長くなる「カッタウェイ・フロント」という独特な形状が特徴。パンツはストライプ柄が一般的で、全体としてとてもフォーマルでクラシカルな印象になります。
5.紋服 ( 紋付き袴 )
日本の伝統を感じられる装いを選びたい方にオススメなのが「紋付き袴」
紋付き袴とは羽織と袴を着用する日本の男性の伝統的な正装スタイルで、古くから武家の礼装として親しまれてきました。現代では結婚式や成人式など、特別な儀式の場で着られる「ハレの日の衣装」として広く受け継がれています。
新郎衣装としては「黒の五つ紋付き羽織袴」が最も格式高いとされており、神前式や仏前式、和装人前式などで正装として選ばれています。付き袴も人気を集めており、伝統を守りながらもよりスタイリッシュで柔らかな雰囲気を演出できるのが魅力です。
6.カジュアルスタイル
型にはまらず「自分らしく」装う新しい時代の新郎スタイル。結婚式という特別な日にかしこまりすぎない自然体のスタイルで過ごしたい、そんな想いから生まれたのが「カジュアルスタイル」な新郎衣装です。
従来の結婚式では、タキシードやモーニングなど格式ある衣装を着るのが主流でしたが近年では「自分らしく」「おしゃれに」「リラックスして楽しむ」ことを大切にしたい新郎新婦が増加中です。
そんな声に応える形で、フォーマルの枠にとらわれないちょうどいいドレスコードが注目されています。